保護犬との時間が長くなり、シニア期を迎える頃になると、「最近ちょっとぼーっとしている気がする」「夜中に鳴くようになった」など、気になる変化を感じることがあるかもしれません。
今回は、犬の認知症について分かっていることをまとめてみました。
犬にも認知症があるようです
犬は高齢期に入ると、少しずつ脳の機能が低下していくとされています。
症状がまだ現れていない段階でも、脳の細胞は徐々に減少しているといわれています。
獣医療の進歩によって犬の寿命が延びたことにともない、高齢犬の認知機能不全に遭遇する機会も増えているとされているようです。
よく見られるとされる症状
犬の認知症では、次のような症状が見られることがあるとされています。
- 昼夜が逆転し、夜中に鳴く、徘徊する
- 同じ場所をぐるぐる回る
- 呼びかけへの反応が鈍くなる
- トイレの失敗が増える
- 狭い場所に入り込んで、後退できずに固まってしまう
- 以前は喜んでいたことに反応しなくなる
こうした症状が見られたら、加齢による自然な変化なのか、認知症の兆候なのか、動物病院で相談してみるのがよいとされています。
現時点で根本的に治す薬はないようです
犬の認知機能不全症候群を根本的に治す薬は、現時点ではないとされています。
症状を緩和する薬物療法や、進行を抑える目的でのサプリメントの活用が、主な対処法とされているようです。
また、生活環境や接し方を工夫することで、不安やストレスを取り除き、症状を緩和できることもあるといわれています。
気になる症状があれば、動物病院やシニア犬のケアを専門にしている施設に相談してみるとよさそうです。
予防のためにできること
栄養面でのケア
DHAやEPAといったオメガ3脂肪酸、ビタミンEなどの抗酸化物質は、脳の老化予防によいとされているそうですよ。
まだ症状が出ていない段階から、こうした成分を含むシニア犬用フードやサプリメントを取り入れることで、予防につながるといわれているそうで、ペットフードを購入する際はそうゆう点に着目して購入するのも良いかと個人的には思います。
適度な刺激を与える
犬は年齢を重ねても、新しいことを覚える力を持っているとされています。
時間はかかっても、のんびりとした気持ちで新しいことを教えてあげることが、脳のトレーニングになるようです。
部屋の中におやつを隠して探させる「宝探しゲーム」も、認知機能を刺激する遊びとしておすすめされています。
最初は犬の目の前で隠し、慣れてきたら見えないところに隠すなど、少しずつ難易度を上げていくのがよいとされています。それぞれの方法を試しながらも良いかもしれませんね。
デンタルケアも大切なようです
意外と見落とされがちですが、歯磨きなどのデンタルケアも認知症予防に関係しているといわれています。
歯周病が進行すると、全身の健康にも影響を与えるとされ、健康な歯を保つことが認知症予防にもつながるようです。
生活環境の工夫
シニア期になると、粗相や食べこぼしが増えることもあるとされています。
撥水シートやペットシーツ、掃除のしやすいクッションなどを活用し、清掃しやすい環境を整えておくとよさそうです。
保護犬の場合、これまでの生活環境や年齢が推定でしか分からないことも多いようです。
実年齢よりも早く老化のサインが現れることもあるかもしれないため、日頃からの小さな変化に注意を払っておくとよさそうです。
まとめ
犬の認知症は、根本的に治す方法がまだないとされる一方、早期からの予防的なケアによって進行を穏やかにできる可能性があるようです。
栄養面での工夫、適度な脳への刺激、デンタルケアなどを日頃から取り入れながら、その子がシニア期も穏やかに過ごせる環境を整えていけるとよいですね。
気になる変化があれば、早めにかかりつけの動物病院に相談してみるのが安心につながりそうです。



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