「気づいたら床にあったものがなくなっている」「何かを飲み込んだかもしれない」――こうしたヒヤッとする瞬間は、多くの飼い主さんが経験しているようです。
とくに保護犬の場合、これまでの生活環境によって、食べ物への強い執着があったり、口を使って物を確認する習性が強かったりする子もいるといわれています。
今回は、誤飲・誤食への対応についてまとめてみました。
誤飲・誤食が起きやすい理由
誤飲・誤食は、好奇心や遊びの延長で起こることが多いようです。
とくに子犬や若い犬は、口を使って物を確認する習性があるため、おもちゃや靴下などを誤って飲み込んでしまうことがあるとされています。
ティッシュや果物の種、トウモロコシの芯など、匂いのついたものを食べ物と誤認して飲み込んでしまうこともあるようです。
また、長時間の留守番や運動不足によるストレスから、物を噛んで飲み込んでしまう行動につながることもあるといわれています。
保護犬の場合、これまでの生活で十分な食事が与えられていなかった経験から、食べ物への執着が強くなっている子もいるようです。
誤飲・誤食のサイン
以下のような様子が見られたら、誤飲・誤食の可能性があるとされています。
- 急に吐く、吐こうとして苦しそうにしている
- よだれが多い
- 食欲不振
- 普段よりも動きが鈍く、ぐったりしている
- お腹に触られるのを嫌がる
- 便秘または下痢
- 呼吸が苦しそう
やってはいけないこと
誤飲・誤食が疑われるとき、自宅で次のような対応をするのは避けたほうがよいとされています。
- 自己判断で吐かせようとする(とくに尖ったものや腐食性の物質の場合、危険とされています)
- 無理に口の中に手を入れる
- 時間を置いて様子を見る
誤飲から時間が経つほど、食べた物が胃や腸へ移動し、取り出すのが難しくなるといわれています。
少しでも「食べたかもしれない」と思った時点で、すぐに動物病院に連絡するのが安心とされています。
病院に行く前にできること
動物病院に連絡する際、次のような情報をまとめておくと、診断がスムーズになるようです。
- 飲み込んだ可能性のある物の種類と量
- いつ頃飲み込んだか
- 嘔吐、下痢、元気・食欲の有無
- 異物の一部が残っているかどうか
もし包装されたものを食べた場合は、パッケージごと食べたのかどうかも確認しておくとよいとされています。
誤食したものの成分表や商品名の分かる外袋があれば、病院に持参すると診断の助けになるようです。
人のお薬を誤食した場合は、処方箋や薬のシートを持っていくとよいといわれています。
予防のためにできること
誤飲・誤食は、飼い主の不注意によって起こることが多いとされ、正しい知識を持っていれば防げるケースも少なくないようです。
- 床に物を置かない、危険な物は手の届かない場所に片付ける
- ゴミ箱には蓋つきのものを使う
- 誤食しやすいもの(チョコレート、タマネギ、観葉植物、人用の薬など)を犬の手の届く場所に置かない
- 遊ぶときは、必ずおもちゃを使う
- ストレスをためないよう、十分な運動や遊びの時間を確保する
保護犬の場合、食べ物への執着が強い子もいるようなので、とくに食べ物の管理には気をつけたいところです。
まとめ
誤飲・誤食は、どんな犬にも起こりうる身近な事故のようです。
少しでも「食べたかもしれない」と感じたら、様子を見ずに早めに動物病院へ相談することが大切とされています。
日頃から環境を整え、予防に努めることが、大切な家族を守る一番の方法かもしれません。
※この記事は一般的な情報のまとめであり、診断や治療を目的としたものではありません。誤飲・誤食が疑われる場合は、すぐにかかりつけの獣医師にご相談ください。





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