「子供と犬が一緒に育つ暮らし」に憧れて、保護犬を迎えることを検討するご家庭は多くあります。
実際、犬と子供が育ち合う日々は、かけがえのないものになるでしょう。
一方で、子供がいる家庭ならではの配慮も欠かせません。
今回は、子供がいる家庭で保護犬を迎える際の注意点を紹介します。
子犬より成犬が向いているケースも多い
日本では「犬を迎えるなら子犬から」というイメージが根強くありますが、子供がいる家庭では、必ずしも子犬が最適とは限りません。
子犬は愛くるしい一方で、排泄の間隔が短くトイレのしつけに手間がかかり、乳歯から永久歯に生え変わる時期には甘噛みも増えます。
小さな子供がいる家庭では、こうした対応に手が回りにくいこともあります。
一方、成犬の保護犬は性格や個性がすでにはっきりしていることが多く、生活リズムも安定しています。
落ち着いていて子供との相性が良い子を、譲渡スタッフに相談しながら選べるのも大きなメリットです。
犬の「苦手なもの」を知っておく
成犬の保護犬は、これまでの経験によって、人が苦手、大きな音が苦手、特定の動きが苦手といった傾向がある場合があります。
子供は動きが予測しにくく、大きな声を出したり、急に抱きついたりすることもあるため、犬にとって苦手な刺激になりやすい存在です。
迎える前に、犬の苦手なものについて保護団体やスタッフにできる限り確認しておきましょう。苦手なものがある場合は、無理に近づけず、少しずつ慣らしていく姿勢が大切です。
子供と犬、両方への配慮
必ず大人が見守る
子供と犬を接触させる際は、必ず大人がそばで見守ることが基本です。
犬にとって「逃げ場のない状況」を作らないよう、無理に触らせたり、犬が嫌がっているサインを見逃したりしないよう注意しましょう。
犬の「安心できる場所」を子供にも理解してもらう
犬用のケージやクレートは、犬にとって安心できる大切な居場所です。
子供には「ワンちゃんのおうちに入っているときは、そっとしておいてあげようね」と伝え、無理に近づかせないルールを共有しておくことが大切です。
子供にも正しい接し方を教える
犬の体を強く引っ張らない、いきなり抱きつかない、食事中に近づかないなど、
基本的な接し方を子供にも教えておくことで、犬・子供双方にとって安全な関係を築きやすくなります。
迎える前に家族で話し合っておきたいこと
犬を迎えることは、家族にとって大きな喜びであると同時に、長期にわたる責任を伴います。
飼育にかかる費用や時間、それぞれの生活スタイルとの相性について、迎える前に家族全員でしっかり話し合い、納得したうえで準備を進めることが大切です。
- 誰が主に世話をするのか、役割分担をイメージしておく
- 子供の成長に応じて、関わり方がどう変化していくかを考えておく
- 万が一、犬が苦手なものに遭遇したときの対応を家族で共有しておく
まとめ
子供がいる家庭で保護犬を迎える際は、犬の性格や苦手なものを理解したうえで、無理のない距離感を保つことが何より大切です。
成犬ならではの落ち着きや、すでにわかっている性格を活かしながら、犬にとっても子供にとっても心地よい関係を、時間をかけて育てていきましょう。


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