保護犬の里親になるには?山で兄弟犬7匹と捨てられていた子を迎えるまで
最近、捨てられた犬を道端で見かけることがなくなったと思いませんか。
一昔前は、野良犬を拾って飼い始めた、という話をよく耳にしました。でも今は、犬や猫を迎えるとなると、ペットショップか譲渡会、という流れがすっかり主流になっています。「捨てられている犬」自体に出会う機会が、そもそも減っているのです。
でも、犬が「捨てられなくなった」わけではありません。私が今一緒に暮らしている保護犬は、まさにそうやって保護された子でした。
山に捨てられていた、兄弟犬7匹
我が家の保護犬は、兄弟犬7匹と一緒に山の中に捨てられていました。
市の保健所の方に教えてもらった話では、母犬は人の気配に驚いて逃げてしまい、最後まで捕まらなかったそうです。父犬は、その時にはすでにいませんでした。
生まれたばかりの命が、山の中に7匹だけで残されていた。そう聞いたとき、「野良犬がいなくなった」という今の時代の裏側に、こういう現実があるのだと初めて実感しました。
里親になるために聞かれたこと
保健所では、里親になる前にこう聞かれました。
「最後まで面倒を見られますか?」
そして、毎日のごはん代、狂犬病ワクチンなどの予防接種費用、首輪やケージといった身の回りのグッズなど、具体的にどのくらいの費用がかかるかも、ひとつひとつ説明してもらいました。
正直、お金がかかることは分かっていました。それでも、私の気持ちは変わりませんでした。
「それでも、私は犬を飼いたいんだ。」
そう思って、私はついに行動に移しました。
生後1ヶ月で我が家にきた日から
我が家に来てくれたのは、まだ生後1ヶ月のときでした。
ミルクを飲む姿、床をホリホリと掘る仕草、何か納得がいかないのか吠えてみせる姿。毎日が新鮮で、何もかもが愛おしくて、一瞬たりとも無駄にできないと感じています。
どっちみち、この子は私より先に旅立つ運命です。だとしたら、何気ないこの日々が、後になって「奇跡の日」だったと思える日が来るはずだと、今は思っています。
ミックス犬、雑種、呼び方はいろいろありますが、もとをたどれば野良犬と言えば野良犬です。室内で安心して暮らせるようになったからか、最近はだんだんと黒目より白目が見えるようになってきました。横目で物を見るしぐさが、なんだか人間みたいで面白いです。見た目はちゃんと犬なんですけどね。
これから保護犬の里親を考えている人へ
「捨てられた犬」に出会う機会が減った今でも、保護を待っている命は確かに存在しています。そして里親になるには、かわいさだけでなく、最後まで責任を持つ覚悟と、現実的な費用への理解が必要です。
- 毎日のフード代
- 狂犬病予防接種・混合ワクチンなどの医療費
- 首輪、ケージ、トイレ用品などの初期費用
これらを聞かれて怯んでしまう人もいるかもしれません。でも、その先にある暮らしは、お金には代えられないものを与えてくれます。
保護犬たちが一匹でも多く、温かい家族に出会えますように。我が家のペットライフも、これからも発信していきますね。

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