「急に下痢や嘔吐が始まった」「呼吸が苦しそう」といった、はっきりした症状であれば、迷わず動物病院に向かう方が多いかもしれません。
でも「なんとなく元気がない気がする」「いつもと様子が違う」といった、ちょっとした変化の場合、受診をためらってしまうこともあるのではないでしょうか。
今回は、見逃したくない体調不良のサインについてまとめてみました。
ちょっとした変化が病気のサインかもしれません
病気の中には、嘔吐や下痢などはっきりした症状が出るものもあれば、
最初は「なんとなく元気がない」だけという病気も少なくないようです。とくに保護犬の場合、これまでの環境の変化から受けたストレスなのか、
それとも体調不良なのか、判断が難しいこともあるかもしれません。
以下のような様子が見られたときは、体調不良のサインの可能性があるといわれています。
- いつもは玄関まで迎えに来るのに、来ない
- 呼びかけへの反応が薄い
- 散歩を嫌がる、あるいは途中で座り込んでしまう
- 階段の上り下りをしなくなった
- いつも以上に飼い主にくっついてくる
とくに最後の「いつも以上にくっついてくる」というのは、意外と見落としがちなサインのひとつのようです。
痛みや不安と戦っている可能性があるとも言われています。
様子を見ていい場合と、すぐ受診したほうがいい場合
もともと健康な状態の犬であれば、元気がなくなってから1〜2日程度は、様子を見ても大丈夫なことが多いといわれています。
運動をしてたくさん疲れているだけ、ということもあるようです。元気がなくなる前後の行動を振り返りながら、しばらく見守るのもひとつの方法かもしれません。
ただし、次のような場合は、様子を見ずになるべく早く動物病院に相談したほうが安心とされています。
- 持病がある、子犬、老犬である場合
- 24時間以上、元気が戻らない場合
- 嘔吐や下痢に加えて、ぐったりしている場合
- けいれん発作が見られた場合
- 呼吸が苦しそうな場合
とくに保護犬の場合、これまでの生活環境によって、寄生虫や皮膚疾患などが見つかることもあるようなので、「様子見でいいのか迷う」ときは、電話で問い合わせておくだけでも安心につながるかもしれません。
日頃からチェックしておきたいこと
普段からその子の「いつもの様子」を知っておくと、変化に気づきやすくなるといわれています。
- 食欲や水を飲む量
- おしっこ・うんちの回数や状態
- 呼吸の様子
- 触られたときに嫌がる場所がないか
体重の変化も、目安のひとつとされています。1週間で5%以上の増減があった場合は、注意したほうがよいという情報もあるようです。
受診するときに準備しておきたいこと
診察を受ける際は、「いつから」「どんなしぐさが見られたか」など、経過を整理しておくとスムーズに伝えられるようです。
保護犬の場合、これまでの生活環境や既往歴について分かっている範囲の情報も、一緒に伝えられると診断の助けになるかもしれません。
まとめ
「なんとなくいつもと違う」という違和感は、意外と大切なサインなのかもしれません。
はっきりした症状がなくても、普段の様子との違いに気づいたときは、無理に様子を見続けず、動物病院に相談してみるのが安心につながりそうです。
日頃からその子のいつもの様子を知っておくことが、変化に早く気づく一番の近道といえそうです。
※この記事は一般的な情報のまとめであり、診断や治療を目的としたものではありません。気になる症状がある場合は、かかりつけの獣医師にご相談ください。


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